神奈川県神道青年会
創立六十五周年記念事業報告
神奈川県神道青年会 創立六十五周年記念事業
主題 【 画 竜 点 睛 】
~しっかりと
を打ち、      
     次の時代へ大きく
羽ばたく
~ 
硫黄島戦没者慰霊祭
(平成26年8月25日~26日)


 国内の大東亜戦争激戦地でありながら、我々が簡単には訪れる事が出来ない島が、東京都に属する硫黄島です。 硫黄島には自衛隊の基地が置かれており、基本的に関係者以外の立ち入りが制限されているため、一宗教という立場では渡島の許可は頂けず、ついに70年の歳月が流れてしまいました。

 このたびご縁があり、公益社団法人日本政権会議所関東地区協議会からの依頼を受け、奉仕員1名、30歳未満という条件ではありましたが、当会渉外部の小峰部長の参加により、神社界として初めて硫黄島での慰霊式を修めることができました。

 参加者は総勢55名で、1日目には埼玉県内のホテルにて事前勉強会を行い、2日目朝に、航空自衛隊入間基地より自衛隊輸送機にて出発。 自衛隊員による案内の下、各戦場跡地等を廻りました。 現地には、不発弾や米軍の火炎放射器によって折れ曲がった大砲、旧島民の食器や、砲撃で変化した摺鉢山などが、当時のまま残され、持久戦のために日本軍が掘った18キロメートルに及ぶ地下壕は、60度を超える暑さ。 飲み水は雨水を頼るしかなく、物資兵力共に劣勢の過酷な環境の中、本土への空襲を1日でも遅らせるため、命と引き換えに島を守り抜き、ご英霊となった方々の数は2万人以上と言われています。 そのうち未だ1万人以上の方の御遺骨はこの島に残されたままです。

 本事業参加者全員で、天山慰霊碑に於いて、慰霊式を行い、この日のために事前に佐野相談役と伊藤実行委員長、小峰部長で靖國神社から御下賜頂きました御榊と、小峰部長が持参した御米、御神酒、御水をお供えし、白衣袴で御霊安からんことを祈念し、慰霊の誠を捧げました。 硫黄島において今後行われるであろう慰霊祭に先立ち、重要な第一歩を踏み出すことができました。

トップへ
周年奉告参拝旅行(神宮)
(平成27年2月24日~25日)

 65周年を迎えられた奉告と感謝の意を捧げるべく、本宗である神宮に古木会長以下16名で参拝し、2日目には熱田神宮を参拝させて頂きました。

 又、各事業について等活発な意見交換の時間を持つこともでき、先輩諸賢が築き受け継いでこられた情熱を後世に伝えるべく、更なる研鑽に努めていく気持ちを参加者皆で再確認致しました。

トップへ
禊錬成大会
(平成27年3月12日 森戸海岸)


 当日の午前は記念講座として神社庁祭式講師 小野和伸先生をお招きし、祭式教養講座を開催。午後は森戸海岸にて、神社庁錬成行法助彦 角井司先生の掛声の下、 心身を清め、その後、同水谷智賢先生より鎮魂行法についてご指導を賜り、参加者一同、周年記念事業完遂への意気込みを高め合いました。

トップへ
神奈川県戦没者慰霊祭
(平成27年7月14日 神奈川県戦没者慰霊堂)



 創立60周年の折りに神奈川県下大空襲一般戦災死没者合祀慰霊祭を斎行し、大空襲により犠牲となられた方々の御霊を神奈川県戦没者慰霊堂に鎮め祀ることが叶いました。

 今般、戦後70年の節目として慰霊堂に鎮まる全ての英霊、御霊に感謝と慰霊の真心を捧げるべく神奈川県戦没者慰霊祭を斎行致しました。

トップへ
創立六十五周年記念大会
(平成27年9月3日 川崎日航ホテル)




 平成27年9月3日、県内神職、友好団体をはじめとした御来賓、他県青年神職同志をお招きし、記念式典を開催し、 記念講演には衆議院議員内閣府大臣政務官・復興大臣政務官の小泉進次郎先生に『3.11後の日本の歩むべき道』と題しご講演を戴きました。 祝賀会では多くの方々との新しい絆を結ばせて頂きました。

トップへ
「顔写真入り神職手帳」作成 頒布
(平成27年9月)

 創立55周年、60周年時に作成された「顔写真入り神職手帳」。

 神職相互の交流や諸会合での活用が大きな反響を呼んでいることから、今般、初めてカラー印刷による「顔写真入り神職手帳」を作成致しました。

トップへ
未婚者 結婚促進事業「お宮逢ひおみあひ
(平成27年11月27日)

 近年、県内青年神職に独身者が多く、斯界の未来を考えますと看過できない現状にあると察しております。ただ、本人としては結婚を望んでいても、ご縁を結ぶことは一人の力では限られることであると思います。

 そこで神奈川県神道青年会として、神職との結婚を望む方との出会いの場を設けるとともに、今回は一般女性を対象とする事で、日頃ご社頭以外で交流することの少ない年代の方々に対して、神社と言う場所、神職という立場への理解を促し、一般社会と斯界との新たなご縁が結ばれることを目指し、実施致しました。

トップへ
会報「神奈川」創立六十五周年記念号 発行
(平成28年3月)

 創立65周年記念事業の集大成として会報「神奈川」の記念号を発行し、本周年記念事業の記録を次世代へ継承いたします。

トップへ